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スピーディに事業計画書を作成するコツ

2022年07月01日

事業計画書を作成する際、我々資金調達コンサルタントが実際に行っている書き方のコツについて解説したいと思います。

今回説明する方法は、文章や資料作成が得意な人や事業内容を噛み砕いて説明できる人にとっては有益な情報であり真似すればスピーディに(作業時間10時間以内)事業計画書を完成させることができるでしょう。

とにかくパクれ

まず、ゼロベースから事業計画書を作ることはありません。ナンセンスです。

まずはどんな事業計画書を作れば良いかわからない方にとっては一度テンプレートなどをダウンロードしその内容をとにかくパクってください。

もちろんあなたのビジネスと全く同じである必要はありません。

融資なら融資、エクイティならエクイティである程度の法則、書き方の公式はあります。
その法則に則った形で書いていけばまず間違いありません。

自身の業界、事業計画書の用途、あとは資金調達であればその調達金額、これらが近しいテンプレートや作成例を探してみてください。

個人的にはわざわざ本を購入して勉強して、ということは必要ないと思います。

経営学的な知見は必要ない

参考にした事業計画書のテンプレートには経営学的なエッセンス(例えばファブフォース分析とかマーケティングミックスとかカスタマージャーニーとか)が記載されているものがあるかもしれませんが、基本的にそれらは全部無視で問題ありません。

もちろん経営学的視点があった方がより良い資料には仕上がりますが、必ずしも必要なものではありません。

それよりももっと基本的なこと、商売とは?といった部分の方が重要です。
どのような商材を、どのように仕入れ、加工し、付加価値を付けて、どのように、いくらで販売するのかという数字に直結することです。

経営学的な要素は上記を難しく解釈しているにすぎません。難しいことに時間をかけるくらいなら、もっとシンプルにいくら儲かるのかを説明するほうが賢明です。

結局は数字

資金調達をする際(デッド・エクイティ)、結局重要になることは数字です。収支計画です。

事業を通じて1年で、3年で、5年でいくらの売上・利益が見込まれる事業であるのか、その実現可能性はどうなのか?という点につきます。

最初は皮算用でも構いません、これから行うビジネスがいったいどのくらいの月商年商になるのか、そのために必要な経営資源は何でどのくらいなのかを整理する。

これだけでも十分立派な事業計画書です。

これさえ書くことができれば事業計画書は完成です。

結局は数字

事業計画書は、新しい事業やスタートアップ企業の方向性を示す重要な文書です。魅力的で実行可能な事業計画書を作成することは、投資家を惹きつけ、ビジネスの成功に不可欠です。ここでは、効果的な事業計画書を作成するためのコツをいくつか紹介します。

1. 明確なビジョンを持つ
事業計画書を書き始める前に、あなたのビジネスが何を目指しているのか、どのような価値を提供するのかを明確にしてください。このビジョンは、事業計画書全体を通して一貫して強調されるべきです。

2. ターゲット市場を理解する
ターゲット市場のニーズ、動向、サイズを徹底的に分析し、どのようにしてその市場にアプローチするかを計画に盛り込んでください。市場調査の結果をもとに、リアルな市場の機会を示すことが重要です。

3. 競合分析を行う
競合他社について詳しく調査し、あなたのビジネスがどのように差別化できるかを明確にしましょう。強み、弱み、機会、脅威(SWOT分析)を評価することで、競争上の優位性を強調できます。

4. 財務計画を詳細に
事業の収益性を示すために、詳細な財務予測を提供することが必要です。初期投資、収益予測、損益計算書、キャッシュフロー計算書などを含めることで、ビジネスが財務的に実行可能であることを示してください。

5. 実行計画を明確にする
事業計画書には、目標を達成するための具体的なステップを含めるべきです。これには、マーケティング戦略、営業計画、製品開発計画などが含まれます。

6. シンプルで明瞭に
専門用語や複雑な言い回しを避け、シンプルで分かりやすい言葉を使いましょう。読者があなたのビジネス計画をすぐに理解できるようにすることが重要です。

7. フィードバックを活用する
事業計画書を完成させたら、信頼できるメンターや業界の専門家にフィードバックを求めましょう。彼らの意見を活用して、計画書を改善することができます。効果的な事業計画書は、あなたのビジネスが成功するための基盤となります。上記のコツを活用して、投資家やパートナーに魅力的なビジョンを提示しましょう。

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